【熱中症】ロードバイク乗りの皆さん、熱中症と脱水症の違い知ってる?同じだと思っていると危ないかも?

どうも珊瑚です。

昨日ロードバイク乗りの方に向けた熱中症の記事を書きました( ´∀`)

僕の友達もこの記事を読んでくれていたみたいで、「脱水症と熱中症っておんなじやんなぁ?٩( ‘ω’ )و」って質問をされました。

うん。正確には違います。

この二つを同じだと認識しているともしかしたら倒れてしまうこともあるかもしれません。

そこで簡単な補足?みたいな記事にはなりますが、

熱中症と脱水症の違いを紹介したいと思います。

◉熱中症とは

 昨日の記事で書いたので、同じ紹介になってしまいますが、

熱中症というのは一般的に「暑熱環境における身体適応障害によって発生する状態の総称」とされています。

簡単に言うと、暑いところにいて、しんどくなっている状態のことです。

症状そしては、めまい、立ちくらみ、大量の発汗や頭痛、こむら返り、重症化すると意識がなくなって命の危険もあります。

詳しくは昨日の記事を参照してください。リンクを下に貼ります。

https://sango-bengal.net/【熱中症】この夏、看護師の俺がロードバイク乗-162

◉脱水症とは

 そして脱水症とは「体内の水分および電解質が欠乏した状態。多汗・多尿、重度の下痢などの場合に起こる。脱水症状。」という風に辞典では定義されています。

漢字から分かるように、体から水分が抜けている状態のことですね。

そして、体から水分が汗や尿などの排泄物が出る時には体にとって大切な成分である電解質も一緒に体の外に出ていきます。

水分だけはなく、ミネラルを一緒に取れるスポーツドリンクや補給食の摂取が推奨されているのはこのためです。

そのため、水やお茶だけを持って走っている人は脱水症のリスクが高いです。

水やお茶だけの摂取では、体の中の電解質の濃さが薄まってしまうので、体は電解質を正常な濃度に近づけようと尿や汗として体の外に出します。

でも、その汗や尿の中には電解質が含まれているので、どんどん電解質のバランスが狂っていき、脱水症が重症化やすいのです。

症状としては以下に軽症・中程度・重症に分けて紹介します

脱水症 軽症の症状

皮膚の乾燥 皮膚の張りがない ぼーっとしたり、体のだるさを感じる 眠気 口の中がカラカラに乾燥 尿の色が濃い 脈拍が少し早い

 

脱水症 中程度の症状

頭痛 吐き気 嘔吐 活気がない 脈が早い

 

脱水症 重症の症状

意識を失う けいれん 手足に力が入らない 血圧低下 脈がすごい早い

こうやってみると、昨日紹介した熱中症の症状と同じですね。

 

◉熱中症と脱水症の違いは

 で、結局どう違うかというと…

脱水症は「水分や電解質が不足した状態」

熱中症は「暑い環境で体に起こるしんどい症状」

 

少しややこしく言うと、

熱中症の症状の一つに脱水症があって、また脱水症が原因で体温が上昇し熱中症が引き起こされる要因の一つになります。

 

簡単に言うと…脱水症が進行すると熱中症が進行しやすい!ということです。うん ( ´∀`)

脱水症が進行すると汗が出なくなり、体の熱を放散することができなくなるので、体温が上がりやすくなるからですね。

そして予防や症状の改善には水分・電解質の補給が大切ですってことです。

 

最後に

脱水症は暑い時期以外にも起きますが、

熱中症の場合は暑い環境によって引き起こされるので、

炎天下で走り続けることはとても危険です。

症状に気づいたら体を冷やし体温を下げることが有効なので水をかぶりましょう。

熱中症の場合は上に書いたとおり、水分や電解質の補給をして、脱水症の予防が大切ですが、それと同じくらい体温をあげないことが大切です。

今回の記事で一番伝えたいことは、スポーツドリンク飲んでいるから大丈夫って安心するのではなく、

炎天下のライドでは木陰で休む、水や氷で体を冷やすなどして体温を下げることにも意識をして走ってもらいたいということです。

アベレージやタイムを気にするあまり、自分の命のタイムを縮めることにならないようにきをつけて楽しい自転車生活を送っていただけたらなぁと思います。

 

では

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珊瑚

アラサー男性看護師です。 趣味はロードバイク、カメラ、株 二歳のベンガル猫と暮らしています。

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