自転車は健康に良い…
よくそんなことを聞きますが、果たして自転車はなぜ健康に良いのか。
単純に運動をするだけなら、歩いたり、走れば良いやん…と思う人もいると思います。
ただ自転車はジョギングやウォーキングよりも健康への貢献度が高いとされています。
その理由は運動強度にあります。
歩くだけでは運動強度が低すぎる
運動によって脂肪燃焼や成長ホルモンの増加を図るにはある程度の運動強度が必要とされています。
運動強度の一つとされているのが心拍数。
最大心拍数の60%前後で運動をすることが健康的な理想的運動強度とされています。
・最大心拍数:全力で運動した時の1分間の心拍数
・簡易式最大心拍数計算方法:220−年齢=最大心拍数
(例:30歳の場合 220−30=190 190回/分が最大心拍数)
つまり、30歳の人の理想的な運動強度は心拍数が114回/分くらいです。
ウォーキングで平地をダラダラ歩いていても、心拍数は上がらず有効な運動強度を得られていなければ、運動しているつもりでも実際の効果はほとんどありません。
もちろん早歩きでウォーキングを行えば、適切な運動強度を獲得することはできます。
ただ、自転車の方が、風による冷却効果が疲れや熱感を軽減させるため、高い運動強度を獲得しやすいです。
そのため、長時間・理想的な運動強度での運動を可能にしてくれ、脂肪燃焼や成長ホルモンの増加に繋がります。
加齢ととも成長ホルモンが減少すると筋肉量が減ったり、骨が脆くなったりしていわゆる怪我をしやすい体になってしまいます。
そのため、適切な運動強度を獲得することは元気な体で長生きするためにはつながると言えます。
体に優しい
自転車は体に優しい。
ジョギングやウォーキングでも、有効な運動強度は得られますが、着地時の衝撃による膝など関節への負担が大きく、場合によっては故障してしまうこともあります。
自転車の場合、着地の衝撃はありません。
そのため、膝への負担は少ない、体に優しいスポーツと言えます。
もちろん筋肉への負荷は大きいので、十分なストレッチなどのケアを怠ると痛めてしまう恐れがあるので注意が必要です。
太い筋肉を鍛え、代謝を良くする
自転車はジョギングなどの他のスポーツと比べ、大腿の筋肉-特に大腿四頭筋を鍛えやすい。
太腿周りの筋肉は人間の総筋肉量の7割を占める。
つまり、この筋肉を鍛えれば総筋肉量を大きく増やすことができる。
その結果、痩せますし、基礎代謝の良い太りにくい体になります。
腹筋を割るためには腹筋運動よりもスクワットが有効と言われているのはこのためですね。
自転車に乗ることは血流の促進、そして血圧の上昇を抑え、心筋梗塞や脳卒中の原因となる動脈硬化の予防にもなります。
糖代謝を効率的に行うことができるので、糖尿病予防にもなります。
自転車がもたらす健康への悪影響
排気ガス…
自転車で走る時の呼吸量は平常時の2倍以上になります。
そのため、空気の悪い環境を走っていると吸い込んだ排気ガスにより肺が汚染されてしまい、将来的に肺機能が低下するリスクがあります…という説もあります。
ただ、ずーっと交通量の多い環境を何時間も毎日走る…とか出ない限り、そこまでの影響はないと思います。
そうでなければ、排気ガスだらけの中国やメキシコで暮らしている人は肺ガンの人だらけになっています。
あと、負荷の高いトレーニングにより心臓病のリスクが高まるとされています。
マラソンの有名な選手とかが短命なのはこのためと言われていますね。
これも、アスリート並みの負荷でトレーニングしないのであれば問題ないと思います。
最後に
今回は自転車押しの記事を書きましたが、自転車に限らずスポーツは心身へ良い影響をもたらしてくれます。
看護師として働いていると、趣味で運動をしている人は重症な病気や怪我をしても、予後が良いイメージがあります。
やはり、元々の体力や筋肉量、健康的な体を持っている人とそう出ない人では病気になった後の回復や元の生活に戻る期間には差が出てきます。
寝たきりになって動けなくなって死ぬよりも、死ぬ直前まで自分の足で歩いたり、ご飯を食べる生活をするためにも自転車を続けていきたいと僕は思います。
珊瑚
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